カディナチュラルを日本から購入する方法|「Khadi」を名乗る会社は一つではない
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本記事はインドの森が運営するメディアの記事です。記事内で当店がお取り寄せ(個人輸入代行)を承る商品を紹介しているため、プロモーションを含みます。
「カディナチュラル」は、インド政府の機関が持つ「Khadi」ブランドとは別の、民間メーカーの商品です。日本から買うなら、まず「どのカディか」を見分けるところから始まります。
カディを名乗る化粧品ブランドは一つではありません。名前の後ろに付く一語——Natural、Organique、Essentials——で、作っている会社が変わります。
この記事の調べ方
- 対象:「Khadi」を名乗る化粧品ブランドの公式サイト5つと、政府側の公式サイト2つ
- 方法:各サイトの会社案内・利用規約・フッターの記載を目視で照合
- 調査日:2026年9月10日に取得(表示は変わることがあります)
「カディ」はブランド名ではなく、政府が持つ商標です
もとは布の名前
手紡ぎ、手織りの綿布。インドで「カディ」と聞いて思い浮かべるのは、化粧品より先にこの布です。
その布と農村の産業を守るために、1956年の法律で作られた政府の委員会が KVIC(カディ・村落産業委員会)。中小企業省の下にある機関です。
化粧品の区分でも登録されている
KVIC は公式サイトで、KHADI という語とロゴは自分たちの登録商標だと明記しています。文書での許可なしに商品やサイトで使えない、という書き方です。
公開されている登録一覧(2024年7月5日付)では、文字だけの Khadi は四十あまりの区分に登録があり、石けんと化粧品の区分は含まれていません。ロゴと認証マークのほうは、化粧品の区分も含みます。
ただし同じ一覧に、KHADI が2022年10月に「周知商標」として認定されたという記載もあります。区分に無いから自由に使える——そう単純な話ではなさそうです。
政府の直営ブランドが「Khadi India」
政府側の販売名。ekhadiindia.com は「Khadi India の公式ECポータル」を名乗っています。運営会社は、KVIC が官民で設立した KVIO Ventures Private Limited です。
布から食品、化粧品まで並ぶ総合ストアで、あなたが日本語で見かける「カディの石けん」とは別の売り場だと考えてください。
Khadi を名乗る各社の公式サイトを、一つずつ開いてみた
会社名と住所まで読めるのは一社だけ
七つのサイトで、運営者の名前・所在地・設立年の三点を探しました。
| サイト | 運営者の記載 | 9月10日の状態 |
|---|---|---|
| Khadi India(政府) | KVIC/KVIO Ventures | 営業中 |
| Khadi Natural | Khadi Natural Healthcare | 営業中 |
| Khadi Organique | 社名なし(ニューデリー) | 営業中 |
| Khadi Essentials | 読めない | 店舗は利用できません |
| Khadi Global | 読めない | 空のページへ転送 |
| Khadi Shuddha | — | 政府サイトへ転送 |
運営者の記載は、各サイトの会社案内・利用規約・フッターを目視で確認
正式名と所在地、税の登録番号まで載せているのは Khadi Natural だけ。Khadi Organique は住所はあるものの、会社の正式名がありません。
設立年はどこにも書いていない
民間のサイトで、会社案内に設立年を書いているところはゼロ。カディナチュラルのラベルには小さく SINCE と年号が印字されていますが、サイト側にその説明はありません。
政府側は逆で、委員会そのものが1956年の法律で生まれたことを、公式ECのページに明記しています。
閉じているサイトが二つ、政府へ飛ぶサイトが一つ
Khadi Essentials を開くと、Shopify の「この店舗は現在利用できません」という画面。Khadi Global は中身の無いページに転送されます。
Khadi Shuddha のアドレスを入れると、政府の Khadi India のサイトに飛びました。名前が並んで紹介される日本語記事もありますが、いま買えるのは表の上三つです。
買う前に、その公式サイトがきょう開いているかを一度見ておく。それだけで無駄足はかなり減ります。
カディナチュラルは、どこの誰が作っているのか
デリー近郊、ハリヤナ州の製造会社
利用規約にある名前は Khadi Natural Healthcare。所在地はデリーの南西、ハリヤナ州グルグラムの工業団地 IMT マネサール。インドの税番号(GSTIN)も同じページに載っています。
会社案内には、インド国内に正規販売店を置き、海外にも輸出していると書かれています。製造はアーユルヴェーダ医の監修下、という説明です。
KVIC との関係は、トップページの一文だけ
トップページには「KVIC・ISO・WHO・GMP と提携し、AYUSH 省の認証も受けている」という趣旨の一文があります。
ところが会社案内のページでは、挙がっているのは WHO・GMP・ISO の基準と PETA の認証で、KVIC の名前は出てきません。認証番号や証書の画像もありません。
この記事で言えるのは「公式サイトにそう書いてある」まで。政府直営の Khadi India とは別の会社である、という点だけは確かです。

ラベル上部は KHADI NATURAL の文字と ™。政府のロゴではなく、この会社のマークです
インドの森で扱う「カディ」はこの会社
当店に並んでいる【KHADI】の商品は、すべてこの Khadi Natural の製品です。政府直営の Khadi India や、ほかの Khadi ○○ は扱っていません。
日本から取り寄せる前に確かめる三つ
名前の後ろの一語まで入れて探す
「Khadi 石けん」だけで探すと、布も政府直営も民間各社も一緒に出てきます。Khadi Natural まで入れる——これで別会社の商品が混ざらなくなります。
届いたら裏面の製造者欄を見る
ボトルや箱の裏に Manufactured by の行があります。そこに Khadi Natural Healthcare と Manesar の地名があれば、公式サイトが名乗っている会社と同じです。
容量と本数を先に決める
同じ名前で容量違いが並びます。フェイスウォッシュは 210ml、ハンドクリームは 50g というように、単位からして違うので、数字だけ見て選ばないでください。
- 商品名の末尾に Pack of 3 とあれば三本セット。写真が一本でも届くのは三本
- ml は液体、g は練り状。単位で中身の形が分かる
- セール表示が公式と大きく違うときは、容量が違う商品を見ている可能性がある

ラベルの容量表示は 50g。同じ名前の別容量と取り違えないよう、ここを見ます
続けて読むなら、髪の記事と名前の記事
髪まわりを別ブランドと並べて見たいときは、自然派ヘアケアの横断比較が近い内容です。同じように「名前で迷う」ブランドの話は、ビオティークの記事に書きました。
化粧品であり、医薬品ではありません。お肌に合わないときは使用を中止してください。商標や認証に関する記述は各公式サイトの表示を写したもので、法的な判断ではありません。表示は変わることがあります。